東大阪市岩田にある、ぱんだ動物病院に行ってきました。
我が家のアイドル、猫の「んじゃらげ・チュー子」(別名、姫、チュー子姫、チュー助、ちゅー、ニャン子、ニャン吉、ニャンモ、んじゃ、あいつ、猫、やつ、天才やな!、チュー子の助、etc…その時のテンションによって呼び名がコロコロ変ります。20歳(人間の年齢で105歳)になった暁には、亀田亀子と改名します。)のニャンコ検診を受けに行ったのです。
チュー子が家の玄関先に現れだしたのは、まだ彼女が子猫の時でした。
当時、突如現れだした彼女は、帰宅した私を「お帰り」と見届けるという、とても不思議な行動を習慣化していました。手の届かない微妙な距離から、とても親しい感じで挨拶をしてくるので、帰宅するのが楽しみでした。数十日の間、お礼に竹輪なんぞあげても、猫語で何やら話しかけてきて、餌にさほど興味が無く、律儀に毎日帰宅の玄関先で挨拶をしてくるのでした。

この関係が崩れたのは嵐の夜でした。
雨が激しく降っていた日の夜、用があり、外に行く事になって玄関から出ると、今まで一定の距離を置いて、決して私に体を触らせなかった彼女が、私の足元に駆け寄り助けを求めて来たのです、雨で体が濡れていて、小さな声で震えながら泣く彼女を初めて抱きしめた時に未来は決まったのです。


泣いている相手がいたら、その人を死ぬまで守る気がなければ抱きしめてはいけない。


私のこの考えは、人によっては非道な態度にとられてしまいます。ある時、さほど親しくない男が泣きながら話をしだして、その気が無いので置き去りにして帰ったら、後で殴られて流血沙汰の大喧嘩になった事もありました。でも、後悔はコレッポッチもしていません。無責任に抱きしめるよりはマシだと思っているからです。

チュー子の時は、この考えが及ばない程の感情の強さがありました。
体が嵐の一部になったかのような一瞬の内に、泣いていたこの子を守りきると決めたのです。

その事があってから、徐々に家の中に彼女を招待して、今ではうちの子に成っています(笑)

今日、チュー子姫は動物病院で3種ワクチンとその他の検診を受けました。
とても親切な獣医さんで、姫は大人しく検診を受けておりました。
姫が暴れなくて良かった。