DCPRG

mi-tenn2006-07-05

DCPRG LIVE

京大西部講堂 演奏曲目

1.PERFECT DAYS FOR JUNGLE CRUSE
2.CATCH22(FIRST PART)
3.PLAYMATE AT HANOI
4.HOWLING
5.CIRCLE LINE/HARDCORE PEACE
6.HOA-KY(花旗)

ENCORE
HONKY TONK

■現行メンバー
菊地成孔 (Conduct,CDJ and Keyboard)
高井康生(Electric Guitar)
栗原正己(Electric Bass)
坪口昌恭(Keyboard,Voice)
大儀見元(Percussion)
後関好宏id:gosekky Tenor saxophone)
津上研太(Soprano saxophone)
吉見征樹(Tabla)
藤井信雄(Drums)
芳垣安洋(Drums)
ジェイスン・シャルトン(Electric Guitar)
大友良英 (Electric Guitar、2002年12月脱退)
■ハイブラス隊
関島岳郎(Tuba)
青木タイセイ(id:taiseiaoki Trombone)
木幡光邦(Trumpet)
西村浩二(Trumpet)
佐々木史朗(Trumpet)

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関西初上陸から御贔屓にしているバンド。
掛け替えの無いバンド。
待ちくたびれて、退屈で何度音を上げたか知れない。
前回いつライヴに行ったのか思い出せない。
誰かを待つと長くなる。
だから、忘れたんだと思う。
会いたくて悲しいと泣けるけど、
そんなんじゃない。
会いたくて切ないと泣けないから、
こっちみたいだ。
久々に会った大切な人に違うモノをあげた。
ケサランパサランは弱っていて、カラス天狗みたいなマスクをしていた。
思わず「大丈夫か?」と聞きそうになる。
いろんな言葉が唇の裏側まで押し寄せてきたが、台詞はいらないみたいだ。
もう始まっていたから。

スタートは人の波でクロールしいていた。
いつもの場所に辿り着き、目を閉じる。
音がみえるみたいになる。
フォーカスを当てた音は褐返しの中、瓶覗色にキラキラ輝いている。
自分がいなくなる。
放心状態に成っても勝手に連れてイッてくれる。
何も掴んでないのに。

途中、外に出て雨の中を歩いてみた。
急に我に返りたくなった。
雨の中なのか音が変だ。
手の真っ赤な刻印が雨で流れていく。
雨の中なのか音が変だ。
雨夜の中、傘もささずにゆっくり歩く。
天に向かって小さく「気持ちいい。」と言ってから濡れて帰ると、
「復活しました」
ケサランパサランがそう言って、聴いていなかった筈の音から始まる。
私が外で雨に触れていた間、なんと電源がトンでいたのだった。
いつの間にか何かを誓っていたのだろうか。

手探りで音を探してワープする。
あの原動力は何なのだろう。
とても静かな起動音だ。
迷いそうに成る。
ゴールにいるのに。