献立

・人参とコーンのニンニク炒め
・葱とハムのオムレツ
・玉葱と桜海老のサラダ
バナジウム天然水

風土記での浦島太郎物語の乙姫(亀姫)は亀が太郎を連れて来た時に「ひと目であなたを気に入ったわ」と言って太郎に迫り性を楽しむ。

ここからは私の勝手な話なのだけれど、太郎が乙姫好みの男の子でなかったら、綺麗な貝殻セットでも渡され、海育ちの太郎の微妙な表情と共に即効また亀の背に乗せられ地上に返されたのではなかろうか。そして太郎の話を夢でも見ていたんでしょ、と周りから呆れられ沸々と思いながらも夢の話にしてしまう。そんな気がする。

子供の頃、浦島太郎の物語は謎だった。なんでお爺さんにされちゃうんだろう。その心は?人の恩に甘えすぎるな?かな?

想像してみてほしい。自分が海の底の龍宮の主で、異性はおらず、種族の違う者どもが宮使えしている。そんな境遇に生まれ日々過ごしていたある日、自分好みの異性が亀に連れられやってくる。恐ろしいまでの執着が生まれはしないか?夢のような時を共に過ごし、相手が地上に帰りたいと言った時、私は彼に何を渡しているのだろうか。
もしかして浦島太郎の最後の姿は、一つの愛を失う事は、何もかも失う事と同じなのだと悟り老衰した、彼女の心の投影なのかもしれない。