献立

・山菜茶蕎麦
・柏餅
・煎茶

今日も宇治へスケッチに行く。2週間ほど前から目をつけていた場所へ行くと、落ち葉だらけの猫が全てを停止していた。
こんないい音と風情ある景色を望みながら蹲ったまま。ご愁傷様です。
私はスケッチの用意をしんみりとした心持で進めていると、なんと死んだとばかり思っていた猫は生きていた。
カメラを向けるとグット目を見開いて逃げてしまい、スケッチを1時間程してからなにげに元の場所に目を向けると、猫はいつの間にか戻ってきていて静かにこちらを見守っていた。
それから暫く経つと、たこ焼き片手に父親と男の子(4歳ぐらい)がやってきて、猫にたこ焼きをあげ、猫は笑顔でハフハフ幸せそうにたこ焼きを食べて、またどこかへ行ってしまった。
集中し、朦朧とした外の世界で猫がいると背後から観光客。
何度も何度も。
猫はつつじ越しに真後ろで寛いでいるらしい。
ここは宇治、宇治十帖浮舟の土地。