mi-tenn2005-10-07

大事な何かができる事ほど恐ろしい事は無い。
私は小心者なので、いつも最悪の事を考えてから事に望むようだ。
突然なくしてしまった時に、きっとショックで気が狂ってしまうような人間だから、予め想定範疇の極悪をイメージしてしまうのだろう。
最高に幸せだと思える瞬間でさえ手放しで喜べない。
そんな人はこの世に吐いて捨てるほどいる事も知っている。
麻痺するほど裏切られ続けた人は、本当に愛している人を秘密にするのが上手だ。
盗賊に秘密の宝箱を盗まれたとしても、中に入っているのは諦めの思いばかり。
執着や依存はできるものなら、しないでおきたい。
この世で一人だけ生き残ってしまう空想は、いつになったら私の白昼夢から消えるだろうか。