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今日は朝。
「にゃーん！！」
と、気合の一声で起こされる。
外はカーテン越しに晴れているらしい。
声の主（ネコ）のチュー助（んじゃらげチュー子）は天気がいいとこんな感じで起こしにくる。姫はなぜだか超朝方猫ちゃんなのである、夜は基本爆睡。太陽と共に起き太陽と共に眠るのである。哀川翔さんと鶏に張り合えるぞ。
しかし今日のチューさんは声の調子が一味違った。
「にゃーん！！」
姿勢をピンと正し、シッポは天へ一直線に伸びている。彼女は絶好調である。
漲る気合、威風堂々と歩み、凱旋直後の勝利者のような自信を朝っぱらからぶつけてくる。
春先の雌猫はヤル気満々なのである。
「…おはよ〜チュー助…。」
「にゃーん！！（さっさと起きろ的）」
「さみ〜よ。ねみ〜よ…（二度寝モード）………」
「にゃん！にゃん！！（バッキャロー的）」
「………」
　パパン！！
私の枕を２回連続ネコパンチ！！（マッハ）
「も〜〜〜〜〜〜〜〜。うぅうゥゥううぅぅぅ……起きるわさ…起きたらええんやろ！はいはい！！はい！！」
「にゃーん☆」
すんごい嬉しそうなチューさんは私の足と階段にスレスレして２階になかなか降りれない。まったくー。可愛いやつめ。
目覚ましより２時間早い起床に不機嫌な私をよそに元気に朝ご飯を食べ、ルンルンで外にお出かけした姫。今日はお泊りの予感。