2005-02-22 ■ 春一番の風が訪れた前夜、 冬の妖精がチューコを連れて行ってしまった。 そう思うように努めるが、 心配と不安で眠れない。 近所の犬がないている。 いつもはなかないのにないている。 ずっとないている。 ずっと、 ずっと。 なぜ帰ってこないのかわからない。 ずっと、 ずっと。 朝が来た。 まだないていた。 なんなんだ。 彼女はまだ帰ってこない。