献立

・鰻定食B(三重県、津市、うな金)美味しい!!◎

今日は三重県に潮干狩りに行く。3日は干潮時刻の10〜12時頃が楽しめるということで、7時に家を出て高速に乗る。GWの渋滞に捉まりながらも11:30頃に目当ての場所に到着。今年は小粒な物も多いが、大きいのもチラホラ。長靴と雨合羽装着で穴を掘ってはアッチヘコッチヘ。夢中で貝拾いをしていたらあっという間に2時間経過。潮が満ちてきて人が少なくなり始めたので限をつけバケツに彼氏君の分と合わせると2人でアサリお鍋1杯程の量に。お味噌汁と、炊き込みご飯にしようとか言いながら「あ〜もっと早く来れば良かったな〜。」の台詞を全ての語尾に付け、またこの場で次はもっと早く来れるように決意を新たにする。
潮干狩りの後は三重県立美術館で上村松園さんの図録を買って、23号線に乗り友達からのスパンクハッピーの相方応募の誘いを断り(26才なので)、途中{うな金}でお昼御飯を食べ、伊賀のインターで一休み。彼氏君は運転でお疲れ様なので30分ほど車内で仮眠(運転してくれて感謝しています。ありがとう)。
私は休憩所の中にあった『伊賀焼き』の陶器を見て、この長方形のお皿はピンク色の淡い斑点が風に靡く桜の花のよう、側面の茶色の動きも画面に流れを起こし、桜の舞い散る美しく切ない時を思いださせるいい構成になっている。この器に筍の木の芽和え、春野菜や鰆の天麩羅、うどとわかめの土佐酢かけ、桜の花の塩漬けなど、少しづつ何品か添え旬を迎えられたら素敵だなぁ〜、春野菜のほろ苦い味により冬に溜まった体毒をを取り除き、体を活性化させてくれる自然の恵みを目から新鮮な色合いとして感じ取れる生命感がある。ああ、こっちの三脚の付いた小鉢も荒めの白に水色のガラス質が相真合って、何より可愛らしいのが魅力だし、こちらの蓮の葉のような器も夏に似合う一品、太刀魚の甘酢あんかけを縁側で摘み、夏の日差しで焼けた肌に溜め息を付きつつ硬質な器の表面で冷たさを感じながら、そっと癒されるのもいい。夏の一品を選ぶか、それとも春か、小鉢はどちらにしろ買える範疇。予算は3000円。一度陶器コーナーを離れ考えすぎてカール・ゴッチのように腕組みしていた手を解き、結果春をレジへ。
春が過ぎたばかりなのに春の器を。
一年越しの思いをのせて彼女は箱の中へ。
次の春が今から楽しみ。