何かに手を翳してみる。 何時もより硬くて冷たい色。 深みを増した指の間から、柔らかな光が輪郭を伴って胸を焦がしにくる。 そっと、強烈に駆け引きを。 そんな瞬間を手に入れたければ手を翳してみればいい。 妨げる手は逆光に触れているのに。 届かない。 …
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